アドラー心理学まとめ!シリーズ、今日は、アドラー心理学まとめ!「幸せになるパーソナリティー5つの条件は?-③」です。

最終回だよ~。
前回までの内容を振り返るには、
「他者貢献」

前回の続きって言われても・・・何だったっけ・・・?

って、またまた忘れちゃっていると思うので、
今回も簡単に前回のおさらいをするね!
アドラー心理学から学ぶ、「人が幸せになるのに必要となる健全なパーソナリティーの条件」を5つのキーワードで表したら、
- 自己受容
- 他者信頼
- 他者貢献
- 誠実さ
- 共同体感覚
こんな感じでした。
そして、前回は、「2、他者信頼」についてまとめました。
前回までの記事はこちらをどうぞ ↓
それを踏まえた上で今日は、「3-他者貢献」についてまとめていきます。

自分も他人を受け入れたら、今度は、
「人のお役に立つことをしよう!」というお話です。
それでは参りましょう!
「幸せになるために必要な5つの健全なパーソナリティーの条件-2」では、他人を競争相手としてではなく、「仲間」だと思うことが幸せへの二歩目につながるでってことでした!

でも、本当の意味で幸せになりたかったら、どうも
「他者信頼」(他人や世の中など自分自身以外のものを信頼すること)だけじゃもうちょっと足りないよ!ということらしいです!
プラスアルファーとして、「他者貢献」=「他人のお役に立つこと」という姿勢が必要になります。
ただただ、この世界に所属して、他人を仲間と思って、その仲間に助けられっぱなしになっていたら良いのかと言えば、そんなことはありません。

おんぶに抱っこ状態じゃ、本当の幸せを感じることはムズカシイってことだね。
それは、「自分も誰かの役に立っている」という「貢献感」を感じることが出来なければ、それはそれで「不幸」なことなのかもしれません。

返報性の法則が働くからかな?!なんか「もらってばっかり」って、すごい居心地わるくないですか?!
始めは、申し訳ないなっていう程度でも、だんだん、
「自分がいると迷惑なんじゃないかな?」→「自分はいない方がいい存在なんじゃないかな?!」→自分なんか消えた方がいい!→「死の~!!」って

ちょっと極端な展開ですが、でも、あながち間違いではないっていう感じ。
アドラーのお弟子さんにドライカースという人がいたみたいで、その人がこんなことを言っていたそうです。

ある出来事が起こった時、
健康な人は、
「これはみんなにとっていったいどういうことだろうか?」
とまず考える。
不健康な人は、
「これは自分にとっていったいどういうことだろうか?」
とまず考える。
よく、子育て本や番組で、子供に対して「貢献感を上手に育ててあげるべき!」とか、「貢献感を奪ってはいけない!」という話題を見かけることがありますが、人間には、「貢献感」がすごく大事だということがわかります。

でも、これって実は、大人にも当てはまることなんじゃない?!
「誠実さ」

ところで、「精神的に病んでいる状態」とはどんな状態なのかな?

いくつか挙げられるけど、「健全なパーソナリティー」という観点で見れば、「誠実でない状態」といのは、精神的に病んでる状態といえます。

「誠実でない状態」って抽象的すぎてなんか分かりにくいね。

具体的に言うと、「自分にも他人にも嘘で偽っている状態」ってことかな。それも、意識的にじゃなくて、無意識的に。
アドラーは、

「無意識的に自分あるいは他人を偽ること」を病的である
と言っています。

それは、裏を返せば、自分に対しても、他人に対しても、常に正直で誠実でいようとする姿勢が健全なパーソナリティーの条件の1つと言えます。
「共同体感覚を持つ」

「共同体」とは、なんか抽象的なことばだね。
分かるようで分かりにくいよ!
「共同体」とは、要は、自分が所属する集団のことです。

具体的には、
「家族」「職場」「学校」であり、もっと広く言えば「社会」であり、「国家」であり、「世界」であり、「宇宙全体」であると言えます。
人は、誰しも一人では生きられません。
そのため、自分が所属する共同体の中で、その一員として「助け助けられる存在」だと自覚することが大事です。

共同体感覚については、別の記事でも簡単にまとめているので、興味がある方は、ちょっと覗いてみて下さいな。↓
まとめ

今回は、駆け足で、「他者貢献」「誠実さ」「共同体感覚」についてまとめました。

アドラー心理学まとめ!「幸せになるために必要な5つの健全なパーソナリティーの条件」を3回に渡ってお伝えしてきました。そして、このシリーズはこれにて終了ですよ。

個人的には、耳の痛い話ばっかりでしたが、それでも、なんだかちょっとでも前を向いて半歩でも足を踏み出してみようかなと思えました。

これ読んでくれてる人にも、何かの気づきがあったらうれしいけどね・・
それでは。