「買ったばかりのパソコンが壊れた!」
つい最近、自分の身に起きたことなのですが、この出来事は、結果的に、自分にとって「大きな一歩」を踏み出す力となりました。
そこで、自分自身の体験をもとに「人生のどん底から這い上がる転機のサインやきっかけ」について考察します。
人生のどん底から這い上がるきっかけをキャッチするのだ!
「買ったばかりのパソコンが壊れた!」
これは、冒頭でも少し触れたとおり、つい最近自分の身に起きたとても不愉快な出来事です。しかし、この「パソコンが壊れた」という出来事が、くだらない「しがらみ」を捨て、新しい世界に足を1歩踏み出すきっかけとなりました。
ブレイクスルーは突然に!
その「きっかけ」は、ある日突然やってきて、「パソコンのタッチ画面が反応しなくなった」というとても些細なことから始まりました。
問題の新しいパソコンは、旧パソコン(一般的にはパソコンの買換えサイクルが4~5年と言われる中、ほぼひん死状態ながら約9年弱頑張ってくれた)の継承者として迎え入れるべく少しずつお金を貯め、満を持してやっと手に入れた待望のパソコンでした。
新しいパソコンは購入してまだ半年、1年間のメーカー保証期間内だったので早速修理にだしました。
するとメーカから1本の電話がかかってきました。
その内容は、「見た目では分からないけど、開けてみたら中の液晶画面が破損している」とのことで、パソコンメーカーの修理受付から放たれた言葉は、

「補償対象外のため修理は自腹になります。」
えっ?なんでなん??一瞬、状況を飲み込めずに唖然としてしまいました。
このパソコンは、外への持ち出しなど衝撃が加わるようなことは一切しておらず、ただ机の上でごく普通の使い方をしていただけ。
落としたり、何かを挟んで蓋をしめてしまったりなど一切していないので、当然、外からの見た目には一切の傷やへこみ、ひび割れなどは見当たりません。
もし、何かを挟んでフタを閉めてしまったのなら外の液晶画面も割れているはずだし、まずもって画面が割れるほどの衝撃があったなら自分でも気づくはずです。
でも、何をどう考えても、「破損」に至る行為をした覚えが一切ないのです。

「このパソコン、もともと他の部分でも不具合がありましたし、不良品なんじゃないでしょうか?」
と訴えました。実際、このパソコンは、購入してから約半年という短い間に、もう2回、今回の件も含めると3回も「メーカー初期状態」のリセットを強いられていました。
しかし、メーカーの対応は、破損の原因については焦点を当てず、

「とにかく、これは保証対象外です」
の一点張り。
何を言ってもどう説明しても、「クレーマー対応マニュアル」の通りであろうと思われる対応で、こちらの言っていることなど全く聞く気がありませんでした。
おそらく相手があきらめるのを待つ作戦でしょう?!
しばらく押し問答を繰り返しましたがラチが開かず、話すのもだんだん無意味に思えてきたので、

「もう結構です!」
と泣く泣くあきらめました。まったく納得はできませんでしたが、結果的には修理をせず送り返してもらいました。
完全に私の負け!「クレーマー対応マニュアル」の大勝利です。
転機のサインに身をまかせ!
このとき、怒りを通り超して、

「なんかもういいや!」
という気持ちになりました。
そして同時に「なにかが吹っ切れた!」ような感覚がありました。
今までの自分なら、しばらくは怒りをコントロールできずに取り乱していたところです。
しかし、「イライラ」「モヤモヤ」するより、むしろ、「スッキリと晴れ晴れとした気持ち」と言えばちょっと言いすぎかもしれませんが、とにかく今回は不思議と、「でも、ま、いいか!」と、とても穏やかに、あっさりと事態を受け入れることができたのです。
なぜ突然そのような心境になったのかは、自分でもよく解かりませんが、
「離すまいと必死で握りしめていたガラクタを手放すこと」への抵抗がなくなった瞬間であったことは間違いありません。
「握りしめていたガラクタ」というのは、例えば、パソコンに対する過度な思い入れ。
パソコンに施したお気に入り登録やカスタマイズによって、気づけば、パソコンへの過度な執着が生まれていました。
また、とりあえず運営はしているものの全然ワクワクしない複数の中途半端なブログサイトの維持。これらも「とりあえず維持しよう」とすることで力が分散してしまい、明らかにムダが多く、結果的にすべての動きを悪くしています。
このように細かく見ていけば、けっこう色々と「握りしめていたガラクタ」が浮上してきます。
しかし、今回パソコンが壊れたことで、さほど大事ではない「自分で作った変なしがらみ」に勝手にがんじがらめになっていたのだと気づきバカバカしく思えてきました。
それは、平家物語でも戒められているように「諸行無常」であることをつくづく思い知らされた瞬間であったのかもしれません。
だから、そんなものに「しがみつくのをやめよう!」と、無意識に決心したのかもしれません。
自ら進んで実行しようとしたことではありませんでしたが、結果として「強制断捨離!」の状態になり、何となくその流れに乗ることになりました。
転機の果実!
転機の流れに乗ったその結果は…?というと、
この記事の冒頭でも書きましたが、今までの自分なら躊躇していたであろう「新しい世界」に「気力」だの「勇気」だのというものを一足飛びにして、自然にスッと足を踏み出せた結果となりました。
もう少し具体的に言うと、しがみついていた「パソコン」に対して少し距離を置く流れができたため、完全引きこもり状態を脱する試みとして、前々から気になっていた就労支援センターに行ってみよう!という新しい気持ちの変化が生まれました。
ガッツ出せ!
「新しい環境を取り入れること」は、誰にとっても容易なことではありません。
自分自身の場合でいうと、長い間の引きこもり生活や、うつ、体調不良、慣れない環境の変化が影響して、様々な心身の不調や苦痛がもれなく付いてくることは間違いありません。
だから、「どん底から抜け出すにはダメでもいいからとにかくやってみることが必要!」と頭では理解していても、実行に移すとなると尻込みをしてしまします。
とくに、自分の人生に絶望して、「今さら努力してもどうせ無駄!」「頑張ろうと思っても能力値が足りないから無理!」という弱弱のメンタリティーで、ほぼ死んだように生きている自分には非常にハードルが高く感じてしまいます。
しかし、今回、突然パソコンが壊れたことをきっかけにして、余計な雑念が消えたせいか自分でもビックリするぐらいコトがスムーズに動きだしました。
もし、今回、自分の目の前に、

「もう一度だけだよ!」
とチャンスの神様が短い前髪をゆらして横切ってくれたのかもしれないなら、とりあえず、その前髪をつかんでおきたいのが人情というものです。
「年齢的に考えれば、今世ではおそらく、これがあなたに与えられる”ラストチャンス”かもしれません!」となれば、なおさらです。
今の自分を変えていくためには、「環境の変化」や「新しい刺激」を取り入れていくことが必要で、それをしないと、いつまでたってもどん底の現状から抜け出せないことは明白です。
だから、今回の出来事を、「なんだか分からないけど、これは再起のチャンスかも・・・」と解釈してみることにしました。
これを転機と考え、ほぼ枯渇状態ではあるけれども、自分の中に残っているわずかばかりの「ガッツ」をなんとかちょっとでも絞り出してみようと思います。

ガッツのしぼり汁まだでるかな~⁈
まとめ
「買ったばかりのパソコンが壊れた!」という出来事から、「人生のどん底から這い上がる転機のサインやきっかけ」について考察しました。
人は挫折と無力感を繰り返し味わうことで、いつしか自分の人生に一切の希望が見いだせなくなっていきます。
そして、投げやりで無気力な状態が長くなれば長くなるほど、よどんだ現状から抜け出すことが難しくなっていきます。
しかし、今回の体験で、ほんの些細な出来事が「何かを大きく変えるきっかけ」になりえる可能性を見つけることができました。
まだ何も変わっていませんし、これからどうなっていくのかは自分自身でも予測不能ですが、少しの期待を持ちながら今後の展開を客観視できればいいなと思っています。
その後の結果は、また後日談としていつかまとめていけたらいいなと思っています。
【編集後記】
ちなみに、「パソコンを自腹で修理したらおいくらになりますか?」と聞いたら、
ナント!

「十数万円かかります!」
とのことでした。
だから私は、その時、ガツン!と言いてやりましたよ。

「ケッ!ふざけんじゃないよ!」
「今後二度とおたくの会社の商品は買いませんから!」
と、心の中で!

(言ってないんかい!)

タッチ画面は全く反応しなくなったけど
パソコン自体は普通に使えるから
まっいいや!そのまま放っておこう…
でも、これだけは本当に言ってやりました。

「そんな値段だすなら新品のパソコン買えますやん!」

(負け犬の遠吠えだな!)
それでは。