
行動する&続ける習慣をサラッと身につける為に必要るたった1つの質問は?のつづき(後編)です。
前篇では、習慣化するために必要な「行動」ができない2つの理由を挙げて、
「1.行動にブレーキがかかっているケースの場合」についてまとめました。
今回は、残りもう一つのケース「モチベーションが不足している場合の対処方法」についてみていきましょう。

それでは、レッツラゴー!
「2.モチベーションが不足している場合の対処方法」
モチベーションが不足している場合の対処方法も9つ挙げると…
- なりたい姿・ビジョンにつなげる
- ご褒美を用意する
- 罰を用意する
- 誰かに宣言する
- 約束する
- お金を投資する
- ベビーステップで始める
- 器官限定で始める
- 意味を考える
それぞれをもう少し具体的に見ていきましょう。
1.なりたい姿・ビジョンにつなげる
目先の行動が辛くても、なりたい自分や理想の未来に対するビジョンを持っていれば行動できるようになります。
そのため、常に自分がなりたい姿を意識できるように、ビジョンマップ(宝地図)を利用していつも見えるようにしたり、目標を紙に書くなどしておくと効果的です。
ビジョンマップ(宝地図)は、自分の理想とかお気に入りとか、なりたい自分とか、住みたい家とかのイメージ写真や雑誌の切り抜き、ポジティブな言葉なんかを集めて、コルクボードみたいなもんにペタペタ貼っていくだけなのでとても簡単にできます。
いつも目に付くところに飾っておくことで、意識的、無意識の両方に働きかけて夢実現に近づいていく不思議なパワーを発揮するのが「自分の理想の未来地図」です。
2.ご褒美を用意する
人間は「痛みを避け、快楽を求める生き物」です。
ご褒美は、快楽の方に働きかける方法です。
何かの行動を取ったら、目先のご褒美を用意すること。

「シールの効果」って実はバカにできなくて、大人にだって効果が高いらしいね!

一旦シールを貼り始めると、空白があると気持ち悪くなってくるし、やり始めたことはコンプリートしたい!と思い始めるのよね。シール貼りには「人間の性」をうまくくすぐって行動させてしまうなにかがあるのよ、きっと!!

大人になったって「よくできました!」は嬉しいものね。
3.罰を用意する
先ほど、人間は「痛みを避け、快楽を求める生き物」といいましたが、
罰は「痛みを避ける」方に働きかける方法です。
例えば「これが出来なかったら、ごはん抜き!」というような自分に罰を課す方法です。
自分は、「2.ご褒美を用意する」方が合っているのか?「3.罰を用意する」方が合っているのか?それとも混合がいいのか?

人それぞれなので、自分に合う方法を見つけてみて下さいね。
4.お金を投資する
人間は、痛みを避けて、快楽を求める性質があるのと同時に、もう一つ、「損をしたくない!」生き物です。
そして、どちらかと言えば、「得をすること」より「損したくない」気持ちの方がより強い傾向にあるのだそうです。
そのため、「これだけお金を賭けたのだからもう後には引けない!」という「損失回避」の気持ちに働きかける方法です。
しかし、当然ですがこのような方法は人によって響くところが違います。
自分が「損したくない」という気持ちが強いと自覚している人には合ってる方法といえます。
5.誰かに宣言する
誰かに宣言することで、後に引けない状態を強制的に作り出す方法です。
「恥をかきたくない」という気持ちを利用します。
6.約束する
「5.誰かに宣言する」に似ているようですが、少し違いがあります。
「5.誰かに宣言する」が1対多 に対して、「6.約束する」の方は、1対1のアポイントのようなものです。
この方法は、具体的に「予定を確保する」「日程を確保する」ことです。
とにかく、強制的に具体的な日程を決めて予定を入れてしまうこと
(ケツを決めること!)です。
例えば、「セミナーをしたい」という目標があるなら、とにかく強制的に「セミナーの日程を決めて会場確保の予約を入れてしまいましょう!」ということです。

強制的にカウントダウンがスタートするから、あとはもう、
そこからさかのぼって準備するしか選択肢がなくなるものね。
もう逃げられないから、仕方なくでも行動するしかない!という追い込み式の方法です。
「しなくてはいけないな!」とは思いつつ、いつも実行する勇気がでなくて「いつかできればいいな!」になってしまっているというような時に効果的な方法です。
7.ベビーステップで始める
ベイビーステップとは、小さい行動を踏み出してみることです。
始めの一歩が大きいと、躊躇してしまうけど、すぐにできるような小さいステップ(スモールステップ)を踏んでいくことで、一歩が踏み出しやすくなります。
不思議なもので、行動し始めると恐怖心は減ってモチベーションは上がってきます。
それは、一旦動き出すと慣性の法則が働くように、進むほどに加速し、さらに動けるようになります。
だから、ベイビーステップで助走をつけると、楽に動き出せるというわけです。

行動力のある人の特徴は、この小さな行動を上手に利用してるんだって。
以前別の記事で、小さい習慣(マイクロハビット、スモールハビット)について取り上げていますので興味がある方はぜひどうぞ。
8.期間限定で始める
人間は無意識に「ずっとやっていけるかどうか」を頭の中で考えていて、その結果、躊躇してしまうということはよくあります。
それは、シール貼りのところでもチラッと出ましたが、多くの人は、やり始めたらずっと続けなくてはならないという思い込み(人間の性)があるためでしょう。
しかし、そのように「やり始めたことは続けなければならない」という思いに縛られ過ぎると、何かをやる前から色々考えすぎてしまい、ベイビーステップすら踏み出せなくなってしまいます。
そこで、おすすめしたい方法が、「期間限定のお試し期間を設けてみる」ことです。
「期間限定のお試し期間を設けてみる」は、フットワークを軽くする上でかなり効果的な方法です。

ほら、思い出してみて!
30代からの基礎化粧品「○モホルンリンクルの7日間無料お試し」を。または、「○○新聞の1週間試し読み」を。
無料お試し期間を設けることで、購買障壁を取り除いて「使い始めたらそのまま使っちゃう」のを狙ってる企業のマーケティング戦略です。
このような戦略は、マーケティングのみならず、身近な普段の行動にも使えます。
考えすぎて前に一歩も踏み出せないようなら、もう少し気軽なスタンスで「ちょっとお試しでやってみる」のはおススメの方法です。
9.意味を考える

「我思う、ゆえに我あり」
人間とは・・・

「意味を求めたがる生き物」?!
「意味がないと動けない生き物」?!

「自分はなぜ生まれてきたのか?」
「なぜ、この仕事をしているのか?」
とか、よく考えているよね。

でも、それは裏を返せば、「なぜ?」が弱いと、モチベーションが落ちる!と言いかえることができるかね。
世界No.1コーチのアンソニーロビンズは、常々、BIG WHY(ビッグ・ホワイ)の大切さを強調しいます。
BIG WHY(ビッグ・ホワイ)とは要するに、「大きな理由」があれば、だれでも動けるということです。
例えば、健康診断の結果が悪すぎたのを反省して、とうとう重い腰を上げてダイエットを始めるのは、”死にたくない”という大きな理由があるからです。
「なぜ?」を見つけるには?
- この行動をしたら、長期的・短期的にどんなメリットがあるのか?
- これは誰のためになるのか?
- 社会や他人に対してどんなメリットがあるのか?
などを考えてみると、強いBIG WHYが見つかる可能性があります。
まとめ
今回は、行動する&続ける習慣をサラッと身につける為に必要るたった1つの質問は?の「後編」で、モチベーションが不足している場合の対処方法も9つをまとめました。

さあ、これで、「前篇」「後編」がやっと揃いました。
「行動できていないな」と思った時には、この中からできそうなことをちょっとでもいいので試してみると「突破口」が見つかるかもしれませんよ。

ちなみに、
9つのうちの、7.8.9.番は特に大事で、行動力の特徴というか、「行動力がある人がよく利用している方法」
なんたって!
参考になったら幸いです。
それでは。