
世界には ” 三大幸福論 ”って言われている「幸福論」の名著があるって知ってた?

まあ、この「世界3大~」なんて呼び方をしているのは、
もしかしたら、日本だけかもしれないけどね。

たしか、
「アランの幸福論」
「ラッセルの幸福論」
「ヒルティの幸福論」

そうそう!よく知っていたね。

でも、3つの幸福論の違いはサッパリ分からないけどね。

それじゃあ、それぞれの特徴を簡単に見ていこう!
世界3大幸福論のアラン,ラッセル,ヒルティ「幸福論」違いを比較!
日本で「世界3大幸福論」としてに挙げられているのは、
「アランの幸福論」「ラッセルの幸福論」「ヒルティの幸福論」です。
アランの幸福論
アラン(エミール=オーギュスト・シャルティエ)は、フランスの哲学者、評論家。
アランの幸福論は、一言で言ったら、

「くじけない楽観主義!」
すべての「不運」や「つまらない物事」に対して、
「上機嫌にふるまうこと」で幸福になれるって提唱しています。
それから、
「健全な身体によって心の平静を得ること」や
「社会的礼節の重要性」を強調しています。
アランの文章の特徴は、「簡潔でキャッチーな表現方法」を多用しているところです。
例えば、

- 雨のときには、よい顔を
- 悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属する
などなど
アランの幸福論は、93編の短文からなるエッセイです。
そのため、非常に読みやすく印象に残りやすいのが特徴です。
日常生活を送る中で、当たり前だけど実践するのが困難で動けなくなってしまうことは多々あります。
そんな時に、「物事の捉え方」や「考え方」「行動の仕方」などを少しづつ変えていく「良いきっかけ」を与えてくれる表現が沢山ちりばめられています。

ちなみに、アランの幸福論は、2011年の100分de名著で紹介されています。

それから、著者は、エミール=オーギュスト・シャルティエ
なのになぜ「アラン」なのか?というと、
「アラン」はペンネームみたいですよ。
(別にいらない豆情報”PART1”でした!)
ラッセルの幸福論
ラッセル(バートランド・ラッセル)は、イギリスの哲学者、数学者、論理学者、平和活動家。
ラッセルの幸福論を一言で言うと、

「自分の関心を外部に向けて、活動的に生きること!」

「一言」ではないけどナァ…
ラッセルの幸福論は、精神論に留まらず、実際に行動することが重視されています。
ラッセルの幸福論は、彼が、58歳の時に書いた哲学エッセイです。
しかし、ラッセルは数学者であり論理学者でもあるので、非常に分析的で論理的なため、エッセイというより評論風であり、構成が理路整然としてて分かりやすくなっているのが特徴です。
- 2部構成になっていて、
- 第1部「原因分析」と「思考のコントロールでどの原因を取り除く解決策」
- 第2部「自分の関心をどんどん外に向けていくこと」や「バランス感覚を持つこと」
について解説しています。

ちなみに、ラッセルの幸福論も、2017年の100分de名著で紹介されていますよ。

また、ラッセルは、78歳の時(1950年)にノーベル文学賞を受賞しています。

それから、めっちゃ長生きだよね!
(別にいらない豆情報”PART2”でした!)
ヒルティーの幸福論
ヒルティ(カール・ヒルティ)は、スイスの哲学者、法学者、文筆家、スイスの下院議員も務めました。
ヒルティの幸福論を一言で言うと、

「宗教的な幸福論!」
ヒルティは、敬けんなキリスト教徒だったので聖書の言葉をとても要視しています。
そのため、
「常に神様のそばにいることが、永続的な幸福を約束する」という視点で、
「信念や信仰を持って生きることで幸せになれる」と提唱しています。
ヒルティーの幸福論は、哲学的ではありますが実践的でもあります。
三部構成になっていて、たくさんの短篇からなるエッセイです。

ちなみに、
ヒルティに関しては、別にいらない豆情報ありません。

(ないんかい!)

だって、あんまり興味がなかったんですもの!
「ごめんなさい。ヒルティさ~ん!」
まとめ
世界3大幸福論アラン・ラッセル・ヒルティーの比較!違いはなに?ということで、
「アランの幸福論」「ラッセルの幸福論」「ヒルティの幸福論」の要約を簡単にまとめてみました。

これで、書店やAmazonで、どの幸福論が良いのかなんて、
迷わずにスマートに選べるはずですよ。

(よけいに迷ったかも・・・)

( ,,`・ω・´)ンンン・・・

ウソウソ!
本来なら、全部読んで比べてみるのがベストなのですが、なかなかそうもいかないことは多いでしょう。
とりあえず「1冊を選ぶ」時の参考になれば幸いです。

想像してみてください。

売り場が広すぎてどこにどの本が置いてあるのか分からない大型書店で、あなたは、店員さんに、
「幸福論はありますか?」と尋ねます。

すると、店員さんは、パソコンのキーボードをカタカタと叩きながら、恐らくこのように聞き返してくるでしょう!

「だれの幸福論ですか?」
「アランの」ですか?
「ラッセルの」ですか?
「ヒルティーの」ですか?
そんな時、

「え~そんなに種類あるんですか~」
「どれかな~」
とタジタジとしていたら、

(チッ!)
一方、

「だれの幸福論ですか?」

○○の幸福論です!(キリッ!)
と即答できたら

(この人、知的でステキ!)

どうでもいい妄想だね。

失礼しました。

それではお詫びをかねて、
最後によさげな言葉で締めくくりますね。
アランの弟子の「アンドレ・モーロア」という人が言った言葉らしいです。

幸福論は、
「一息に読むのは間違っている。」
「全生涯の伴侶となるであろう枕頭の書である」
ご紹介した「世界3大幸福論の本」はコチラ↓

興味のある方はぜひ実際の本を手に取って読んでみて下さいな。
それでは。