

このブログでは、私自身が鬱でしんどい時に「試してみてなんとなく良かったかも…」とか、「気のせいかもしれないけど、ちょっと効果があったかも…」と思ったコトやモノを「うつ病で辛い苦しい時の過ごし方シリーズ」として少しずつ紹介していこうと思っています。
そして、今回は、その1つ目として、
「何も出来なくなってしまった時におすすめしたい1曲」を紹介してみようと思います。

もしかしたら、今、とっても苦しい状態のあなたのお役に立つかもしれません。

そうなら嬉しいけどね・・・
とはいえ、




うつ病で辛い苦しい時の過ごし方①
目が覚めた瞬間から、何とも言えない憂鬱な気分にさいなまれている朝。
目覚めたことを呪いたくる日。
なんだか分からないけど、得体のしれない「絶望感」に支配されてどうにもならない!
そんな時は当然、何をする気力も沸いてきません。
特に、低気圧が続いている時なんかは、それと連動するかのように、気分も体調も最悪な状態が長引くから本当にタチが悪いものです。
一日中ずっと、頭や心の中が、モヤモヤ、モヤモヤ・・・・モヤモヤ、モヤモヤ・・・・
ウツがあまりにひど過ぎて本当に何も出来なくなってしまう時があります。
そういう時はどうするか?!

うつの辛い症状がピークの時は、鬱と真っ向勝負をしても負けてしまいます!(キッパリ!)

だって、そもそもメンタルが弱っている時だものね。

だったら、
「それに抗わず、もうあきらめて何もしない」と決める!
そして、
あきらめて、布団かぶって寝る!
これが、一番のくすりになることは多いです。
でも、これは、眠れないのに、無理やり寝る!と意味ではありません。

そうなると、寝られない人は、「眠れない!」ってまた辛くなってしまうものね。
要するに、
ということです。

だって、起きてたってろくなこと考えませんもの。
何にもできない自分を責めたところで、何にもできないことには変わりはない!

たしかに!

だったら、あきらめて、一番キツイピークが去るのを静かに待つのがよろしいかと。
台風の時みたいに。
このしんど過ぎる今はとりあえず、

「ウツのビッグウェーブが去っていくのを静かに待つ!!」
って感じだね。
これを、アドラー心理学を日本に知らしめた岸見一郎さん風に言ってみると、

「開きなおる勇気」を持ちましょう!
相田みつをっぽく言ってみると、

うつだっていいじゃないか!にんげんだもの!
みたいな感じで。
「日本人気質」という言葉がありますけど…DNAに埋め込まれている遺伝情報のせいなのか?!多くの日本人は生真面目で勤勉なところがあります。
だからなのかは定かではありませんけど、うつで苦しんでいる時って「ボロボロになっている情けない状態の自分」や「社会に貢献できていない自分」が許せなくて更に苦しくなる人が少なくないのではないかなと感じます。
だけど、鬱で苦しい、つらい時に一つ言えることは、「日本人気質」というような、そんな得体の知れない見えない鎖で、自分の首を絞めてしまわないことが必要です。
そして、「理想の自分とは全くかけ離れたボロボロになっている自分の人生」も、大切な私の一部なんだ!と認めてみること。
まずは、
-
「こんなはずじゃなかった!くそったれの人生!」をも受け入れると覚悟すること!
-
「いらないもの」「観たくない現実」を排除するのではなく、
受け入れて共に歩む覚悟を決めること! -
「自分に絶望し過ぎず」「期待し過ぎず」肩の力を抜いてみること!
要は、ありのままの今の自分を認めて、目の前にあるもの大切に丁寧にしながら「今を生きる」ことです。
「今を生きる」とはよく目にする言葉ですが、よくよく考えてみると、過去や未来に翻弄されておろそかにしてしまってることに気づきます。
うつ病なんて、世間一般的には、きっと「なにを甘えたことをいっているんだ!」と言われることも多いでしょう。
でも、そう言われたって、ここに「どうしようもなくしんどくて」、「どうしていいのかわからない私」がいるのは事実です。
今のありのままの自分を受け入れて、ここは一旦、「世間の目」という「得体のしれない脅威」と戦うのをやめて、「ケセラセラ」(なるようになる)

さあ、いい意味で「脱力」してみましょ!
ちょっぴりだけでも、なんだか気持ちが軽くなってきませんか?!
変に、「うしろめたさ」を感じながらだと、上手に脱力できません‼

ポイントは、躊躇なく思いっきり開き直って!

ソレ!だつりょく~
…と書きながら、
実は正直、自分自身もまだ全く上手くできていません!

「脱力する」って、簡単に言いましたけど、実は、これはこれでとても難しいことです。そこは、もうホントにもどかしいパラドックスな部分です。

「腐っても鯛」じゃないけど、「腐っても日本人」。
なんやかんや言ってもやっぱり捨てきれない「日本人気質」がしみついてるのかな?!
しかし、これをマスターすればきっともっと楽に生きられるようになるはずだと確信しています。
練習を重ね、自分なりに上手に心の力みをゆるめることが出来るようになれば、今より少しは楽に生きられるのではないかと感じています。

そしたら、この先、一歩とは言わなくても、半歩でも前に踏み出す力を取り戻せるようになるかもしれないね。
「足を半歩前に踏み出す!」・・・
「足を半歩前に踏み出す!」・・・
「足を半歩前に踏み出す!」・・・
と言えば・・・

アララ、大変!
今回のテーマである、「何も出来なくなってしまった時におすすめしたい1曲」をご紹介せずに終わってしまうところでした。

ちょっと、話が脱線しすぎだよ。
うつ病で何も出来なくなってしまった時におすすめしたい1曲
では、ようやく、ここで、本題に戻ります。
「足を半歩前に踏み出す!」勇気が沸いてくる1曲なのですが…

うつのビッグウェーブが過ぎ去って、ある程度、症状が治ってきた時に、今から紹介するこの曲をぜひ一度聴いてみてほしいです。
出口のない、暗~い暗~い穴の中をさまよっている、どうしようもない自分
「自分なんてホント生きてる価値ねーな!」と自分自身を責め続けて、
「もう、どう頑張ったて、まともな未来なんて描けやしない!」と未来をあきらめてしまっている自分。
そんなふがいない自分とまともに向き合うと辛すぎて、益々うつが酷くなるという無限ループに苦しむはめになっている時、
うつで何も出来なくなってしまった時、

私は、この歌を聴いて、いっぱい泣きました。
この曲は、言葉ではうまく説明できませんが、心の琴線に触れてくる何かがあります。
なぜか、聴くと涙が止まらなくなる時があります。

でも、その後、
ほんの数ミリでも前向きな気持ちにもなるんです。
そして、今はしんどいけど、いつか足を半歩前に出してみようって気持ちになれます。
うつ病で何も出来なくなってしまった時におすすめしたい1曲
それは、

この曲名だけ聴くと、「は?なに??きれいごとかい?」と思うかもしれませんが、だまされたと思って、よかったら、ぜひ一度、聴いてみてくださいね。
安全地帯の玉置浩二さんと言えば、プロが選ぶ歌の上手い歌手の1位に選ばれたこともある程、歌唱力や表現力、パフォーマンスの高さが際立つ実力派シンガーソングライターです。
近年では、テレビの露出はめっぽう減りましたが、以前はワイドショーなどで様々な奇行が取り上げられていた時期があり、あまり良い印象を持っていない方も多いかもしれません。

しかし、しかし、
プライベートに関する玉置浩二さんの印象はさておき、歌手としての玉置浩二さんは本当に本当にすばらしいんだよね。

玉置さんの歌には、人の心の琴線に触れる何かがあるよね。
(これホント!!)
それはおそらく、玉置さん自身が、心や身体の病に悩まされて、かなり苦しんでいた時期がある人だからかもしれん。
今回おすすめの「清く 正しく 美しく」は、玉置浩二さん自身が作詞作曲の楽曲です。
自身が苦しみを知っている玉置さんだからこそ書けた歌詞であり、加えて、玉置さんから醸し出される計り知れない表現力でがあいまって、何とも言えず心に刺さるのかもしれません。
ちなみに、著書「聞く力」やテレビタックルの司会でお馴染みのエッセイスト阿川佐和子さんの「サワコの朝」という番組に、玉置さんが出演されたことがあります。
その番組内で、この歌の話題になり、「普段だったら”清く 正しく 美しく”なんてそんなきれいごと!と思うところですが、この曲は「すごくイイ」「お世辞じゃなくて本当にイイ!」と阿川佐和子さんも絶賛していました。
玉置さんが映っている「ライブバージョン」を見てみたい方は、
こちらをそうぞ。↓
こちらをどうぞ。↓

個人的には、ライブバージョンがおすすめです。
安全地帯、玉置浩二さんの場合、
断然ライブ(生歌)の方がイイ!!
というのが私の持論です!
(個人的な意見です…)
まとめ
今までの話の重要ポイントをまとめると…
うつ病で辛い苦しい時の過ごし方シリーズ①として、今回は、うつで「何も出来なくなってしまった時におすすめしたい1曲」として、安全地帯 玉置浩二さんの「清く 正しく 美しく」を脱線多めでご紹介しました。

ホントに脱線が多かったけどね。
辛い時、どんな曲調を好むかは、人それぞれです。
気持ちが沈んだ時には、気持ちを上げるためにアップテンポな曲を聴くという人もいるでしょう。
しかし、個人的には、気持ちが沈んでいる時にアップテンポの曲は正直キツイです。

アップテンポな曲に心が追い付かないというか、心が置き去りになるというか、しんど過ぎて聴いてられなくなります。
それは、ウツウツとした心の状態とアップテンポの旋律はあまりにもミスマッチだからでしょう。

たしかに!
全くといっていいほど、なんか「共鳴」できないよね。
その点、気分が落ち込んでいる時に聴く、静かだけど力強い歌詞やメロディーは、心にスーと入ってきます。

でも本当に本当にしんど過ぎる時は、どんな曲であっても、
な~んにも聴く気にもならないけどね。

まあ、そんな時はムリに聴こうとせずに、「ちょっと、聴いてみようかな」と思えるようになったら試してほしい思います。
ちなみに、玉置浩二さんの作る楽曲は、安全地帯として「バンド活動時」と、玉置浩二として「ソロ活動時」とでは取り上げているテーマや取り組みが違っていて、どちらの場合も、基本的に「愛」がテーマになっていることが多いのですが、全く違った「愛のカタチ」を表現しています。
安全地帯では「恋愛」に関する歌が多いのに対して、玉置浩二ソロでは、人間の弱さも強さも包括するような愛というか、父性的な大きな愛というか、みんなの幸せや世界平和を願うような広い愛というか…

特に、中年期以降のソロ活動中に制作した玉置浩二さんの楽曲には、とても身近な「人間臭さ」がにじみ出ていてすごく心にしみる曲が多いです。
「なんか自分ってもうダメだな」と落ち込んでる時に、「そんなダメな自分でもいいんだよ」とスッと寄り添ってくれて、また立ち上がってみようかなと思える力をくれます。
私みたいなものが表現しようとすると、途端に陳腐になってしまいますが…

とにかく、「安全地帯」「玉置浩二」の歌には、心の琴線に触れる隠れた名曲が山ほど沢山ある!ということです。

これホント!

「安全地帯」「玉置浩二」って知ってるけど、「ワインレッドの心」の人、フェイクで変な歌い方する奇妙なおじさん、という偏見でスルーしてしまうなんてホンマにもったいないです!
今まで全くスルーしていた人も、昔はチェッカーズ派だった人も、だまされたと思って安全地帯・玉置浩二の歌の世界をぜひぜひ一度覗いてみて下さい!

デビューから35周年たった今でも、全く色あせていない楽曲やパフォーマンスの凄さに圧巻されて、今更ながらにドハマリするかもしれないので…
気~つけなはれや!!

(古っ!)
それでは。