大人の発達障害の2次症状であるうつ症状にも、かなり深い関係がある「自律神経」。
「自律神経ってよく聞くけど実は詳しくはあまり知らないなぁ…」という人は意外に多いのではないでしょうか。

お恥ずかしい話、私がまさにその一人でした。
そこで今回は、たまたま読んだ自律神経に関する本がためになったので、簡単にまとめてみました。
自律神経と「気持ちいい」関係
知っているようで実際はよく知らなかった「自律神経」。
まずは「自律神経とはなんぞや?」という簡単なおさらいをしてみましょう。

自律神経」と「気持ちいい!」との関係についても注目してると面白いですよ!

今回のメインテーマである「自律神経」とはいったいなに?
自律神経とはなにかを超簡単に説明するとするならば…
体内の血管や臓器に張り巡らされている神経です。
「交感神経」と「副交感神経」の2種類あります。
自律神経は必ず交感神経が先!副交感神経はそのあと!

「交感神経」と「副交感神経」
これもよく聞くワードだけど…もっと詳しく見ていきましょう!
「交感神経」は、興奮した時や驚いた時、ここぞ!という時などに活性化されます。

交感神経が活発になると、血管を収縮し血圧を上げ、そして同時に副腎を刺激して「アドレナリン」を出します。
この「アドレナリン」は、交感神経の興奮で収縮した欠陥や毛穴を更に縮め、脈拍を早め、身体を緊張させて奮い立たせるホルモンです。

「危機一髪の時に信じられない力を発揮して助かった」なんてエピソードはよく聞く話ですよね。

「火事場のく○力」なんて言われている不思議な力と、
このアドレナリンの働きとは深く関係してそうだね。
自律神経は必ず交感神経が先に反応し、アドレナリンが分泌されます。
そして、一方、
この時同時に身体をリラックスさせる「副交感神経」も活性化されています。

実際は、交感神経が働いている時も副交感神経は働いています。でも、順番としては、交感神経の後に、副交感神経が優位になるんだってさ。
交感神経が優位になった後は、時間の経過と共にその作用は治まります。
そして、かわって、副交感神経が優位になり、「エンドルフィン」というホルモンをだします。
エンドルフィンの働きによって毛穴が広がり、脈拍は落ち着いて、汗が出てきます。
だから、例えば、
「走っている時」よりも、「走り終わった後」に一気に汗が噴き出るのはそのためです。

結果的には、副交感神経とエンドルフィンが脳を「気持ちいい」状態にさせるってことらしいです!

自律神経はすぐに作用し即効性があるけど瞬間的。だけど、その後にホルモンが作用するからその反応が持続するんだって。
これが自律神経系の作用の仕方です!!

ここでもう一度改めて強調したいPOINTは、
あくまでも最初は交感神経が優位だってこと!

気持ちの良い状態を味わうためには、副交感神経だけを活性化すればいいように思うけど、実際は、副交感神経は、交感神経についてくることしかできません!

ということは、
交感神経を活性化させずに副交感神経だけを刺激することはできない!ってことだね!!
自律神経を侮るなかれ!自律神経失調症を悪化させる負の連鎖
身体が健康なら気力や活力がみなぎってきます。
逆に、活力がないのはどこかがおかしいサインかもしれません。

やる気が出ない!そんな時には、自律神経のバランスが崩れてしまっている場合があります。
心身とはよく言ったもので、体力が落ちると気力が落ちます。
逆もしかり!卵が先か、鶏が先か!

たしかに、体力や気力が落ちて無気力になると、カラダを動かすこと自体が億劫になるよね。
すると、余計にだらだらする
益々、身体を使わなくなる…
そして、無気力に…
そんな魔のループをグルグルと辿ることになります。

精神的な安心感や安定感は本人が思う以上に健康に大きな影響を及ぼすことがあるってことだね。
健康とは、心身が活力に満ちている状態であり、病気でなければ、健康であるとは限りません。

自律神経の作用で血流が変わり、身体の活発度が左右されます。

自律神経ってホントに大事だね!!
なんとなくやる気が湧かない」「外出がおっくうになった」などは隠れた病気の前触れかもしれません。

私は身をもって実感してます!
思い当たる節がありすぎるな~
以下は、自律神経失調の症状例です。

自律神経の乱れと関係が深いんだって。
自律神経失調の特徴的な症状は?自律神経の乱れると…
食欲不振
早寝早起きができない
手足が冷たくなる
やたらと汗が出る
イライラ、ウツウツなど感情が不安定
無感情
気力がない
このような症状に自覚のある人は、自律神経失調のサインかもしれません!
体の器官の具体的な不調ではないので見逃されやすいですが、自律神経の乱れをきっかけに免疫力が低下したり他の病気を発症したりする場合も少なくないので侮れないです!
働き盛りの時はどうしても交感神経が過度な状態になりやすいと言われています。
だからそんな時期こそ特に気を付けて意識しないと、身体のサインを無視して頑張り続けたあげく「燃え尽き症候群」や「自律神経失調症」になってしまう可能性があります。
逆に、何もしなさすぎるのもよくありません。
交感神経の刺激がほとんどなく、副交感神経ばかりが優位になり過ぎる生活では、過無気力や倦怠感を引き起こしてしまいます。

趣味もなく仕事ばかりしていたというような人ほど、定年後には一気にやることがなくなり、家に閉じこもってテレビばっかりみているというような副交感神経優位の生活になってしまう人が多いんだって。
老化の原因の一つは「休み過ぎ」と言っても過言ではなく、そのような生活は無気力や倦怠感に繋がり、ひどい場合はうつ病になってしまうこともあります。
「交感神経の優位過多」や「副交感神経の優位過多」になるような極端な生活は、自律神経のバランスが乱れる大きな要因になります。

そんなことにならないためにも、ライフステージによって自律神経のバランスのとり方を変えて、血流をコントロールすることが大事みたいですよ。

でも、自律神経のバランスのとり方を変えて、血流のコントロール?どうやってやるの?

自律神経は鍛えられるんだって!

え、そうなの?!
それなら日頃から自律神経を鍛えるような生活を心がけるといいってことだね。

次は、普段の生活で取り入れられる自律神経を鍛える9つの習慣を紹介します!
自律神経を整える鍛え方や習慣
普段の生活で取り入れられる自律神経を鍛える9つの習慣を紹介します!
自律神経を鍛える9つの習慣とは…

要は、普段から自律神経をバランスよく鍛えていないといけないってお話しでした!
それでは。