
世の中には、何をやってもうまくいかず、「自分はダメな人間だ!」と自信を失っている人が少なくないよね。
それは実は、日本人だけに限ったことではなく、世界をみても、人口のおよそ10%程度の人が、常にうつ病を抱えているのだそうです。

かくゆう、私自身も、世界のその10%程度の中の一員です!
I’m a Loser 私は敗北者(負け犬)!
つい数年前に、長淵剛さんがリリースした「Loser」という曲が気になったのがきっかけで、最近、やたらと、この「I’m a Loser」という言葉が引っかかっています。

今の自分を形容する言葉として、とてもしっくりくるなって思いまして…
音楽業界をみても、この「loser」というテーマを取り扱った楽曲は多く、かつては、ビートルズが、「I’m a Loser 」という題名の曲を出していたようですし、日本でも、ユニコーンや矢沢永吉、ゴスペラーズ、KANA-BOON、BIGBANG・・・などなど
ちょっと調べただけでも、「Loser」という曲は優に20を超え、多くのアーティストたちが、「 Loser(敗北者)」を取り上げた作品を世に送り出しています。
一番最近で言えば、今大注目のアーティスト 米津玄師(よねづけんし)が、「Loser」という曲名で「敗北の歌」を歌っています。
なんと、youtube の動画再生回数は、現段階でも「1億回以上」を達成しているといいいます。
思わず、「1億回って、半端ないって!!」「そんなんできるんやったら言っといて~や~」と言いたくなるレベルです。

古っ!
この勢いだと、動画再生回数は今後も更に、大幅に伸び続けることでしょう。
この驚異的な結果は、まぎれもなく、米津玄師(よねづけんし)の持つ、近年稀に見るすばらしい才能、音楽&芸術センスによるものです。
一方で気になるのは、世の中には、それだけ、「自分は負け犬だ!」と思っている人が多いって証かもしれないってことなのではないかと感じます。

ということは、
世の中には自他共に認める「筋金入りの Loser」ばかりではなく、一見、幸せそうに見えたり、人生の成功者のように見えたりしても、実は以外に、「隠れ Loser」だったりするのかもしれないね。
現在(この記事を書いていた時点で)、27歳の米津玄師(よねづけんし)が表現する「Loser」は、どちらかと言うと、若い年代の「Loser達」にドンピシャで響く楽曲なのかもしれません。
実際に、この曲を初めて聞いた時、アラフィフの衰えた聴力では、早口で韻を踏んでいるこの曲は、残念ながら1度聞いただけでは聞き取れませんでした。
しかし、キャッチ―なメロディーの上に、米津玄師(よねづけんし)の魅力的な歌声と独特の雰囲気が加わり、なぜだか魅了されてしまいます。

歌詞をしっかり確認すると、これが意外に「深い」よね!
アラフィフの心にもしっかり響いてきます。
おまけに、大サビに入る直前に、
「ドン・ドン・ドン・ドン・キュイ~ン」
という癖になるキャッチーな合いの手のようなリズムが入ることで、更にメッセージが心にズキーンと刺さってきます。
米津玄師(よねづけんし)の「Loser」の一節をご紹介!【Part 1】
I’m a Loser
なんもないならどうなったっていいだろう
うだうだしてフラフラしていちゃ今に 灰 左様なら (ハイ、さよなら)
I’m a Loser
きっといつかって願うまま
進め ロスタイムのそのまた奥へ行け
いつの時代でも、世代を超えても、
世の中のレールからはみ出してしまった「LOSER」達の「もがき」と「敗北感」や「絶望感」「閉塞感」「孤立感」は存在します。
そして、それでも、「立ち上がりたい」と言う気持ちは共通です。
「Loser」という言葉は、一見、ネガティブワードです。
しかし、それでも、

どこかで這い上がろうとする力強さを感じる言葉でもあるよね。
この歌の最後には、以下のような歌詞で締められています。
米津玄師(よねづけんし)の「Loser」の一節をご紹介!【Part 2】
I’m a Loser
どうせだったら遠吠えでもいいだろう
もう1回もう1回行こうぜ!僕らの声
I’m a Loser
ずっと前から聞こえてた
いつかポケットに隠した声が
ここいらでひとつ踊ってみようぜ!
夜が明けるまで転がっていこうぜ!
聞こえてんなら声だしていこうぜ!
まとめ

いつの間にかこのコラムの中盤~最後にかけては、「米津玄師の歌紹介!」みたいになってしまってるけど…
「I’m a Loser !」という、最近自分の中で引っかかっていたワードについて思いのままに書いてみました。

ちなみに、米津玄師(よねづけんし)「Loser」ミュージックビデオのもう一つの注目ポイントは、ダンスです!が・・・

「ダンスは1か月の特訓をした」との情報があるけど、あのステップは間違いなく元ヒッキー(引きこもり)のなせる業ではないよね?!

カメラワークが上手だから確信は持てないけど、おそらく部分的に替え玉!本人じゃないんじゃないかなって、勝手ににらんでいます。
最初に室内で踊ってるシーンでは、米津玄師(よねづけんし)本人の顔を映しながら踊っているカットが多いですが、屋外のトンネルやビルの屋上で踊っているシーンに切り替わっていくと、パーカーをかぶって踊っているカットがちょっとずつ増えています。

それが丁度パーカーの帽子でうまいこと微妙に顔が見えなくなってて…

でも、その時は、なんかダンスのステップがやたらにウマくなってる…?!

(¬_¬)←疑いの目

だって、あんな素晴らしい高度なダンスを、もし本当に1か月で完璧に習得して本人があのミュージックビデオの全て踊っているのなら「もはや、あなたは「Loser」ではないでしょうよ!!」
と申し上げたい!(まさに負け犬の遠吠えでございます。)

おあとがよろしいようで・・・

そんなうがった見方も含めて、
米津玄師(よねづけんし)の「Loser」
(米津玄師オフィシャルサイト MUSIC VIDEO↑)
気になる方はぜひチェックしてみて下さいな。
きっとハマりますよ!
ちなみに、アラフィフ世代には、やっぱり、「アニキ」こと長淵剛でしょ!
筋肉モリモリになってからは、細かった昔の、「繊細さ」が失われ、ギター一本とハーモニカだけで観客を魅了していた以前とは音楽性もかわっていて、「昔の方が良かった!」という声も多いアニキですが、
還暦を超えても尚、常に進化し続ける姿に力をもらえます。

長淵剛の「Loser」も味があって癖になりますよ!
P.S.①

*上のリンク↑は、以前は長渕剛オフィシャルのプロモーションビデオが見られたんだけど、今はなくなっちゃったみたいなので、代わりのリンクです!
(長渕剛オフィシャルサイト内)のBLACK TRAINというアルバム紹介の視聴なので曲の触りだけしか聞けませんが、曲のタイトルを選んでをクリックすると再生します。また、「歌詞」をクリックすると歌詞はすべて見られます。

P.S.②
この記事はかなり前に書いた記事をリニューアルしたものですので、記事内に出てくる「年齢」や「動画再生回数」などはその時点のものとなっています。
それでは。